マーマレード
目覚めた朝は無痛覚だ
「何も無い」が私の周りを浮かんでいる
朝ご飯の匂いにつられ君の元へ
一歩、一歩、進んでいく
一杯のコーヒーと焼けたパンにマーマレードのジャム
美味しそうだねと君に言えば焼いただけと零す、その苦笑いは何となくだろうか
何となくでも私は好きなんだ
指先に篭もる力が足りないね、
ジャムの蓋が開かない
瞬きするとそれは消えていて、カチャカチャと音を鳴らせば、はい、と小瓶を渡してくれた君がいた
「マーマレード好きだった?」
と疑問を口にすれば、君は眉を寄せて笑っていた。あなたのためだと、
灰に消えていた私を取り戻してくれる君
君がいてくれるだけで救われるんだ
ただ君は君であって
私が私で居られるように
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ムーさん、はじめまして。
感想をありがとうございます...!
そう感じてくれて嬉しいです、私自身朝が苦手で冷たい印象を持ってますが、朝日にも温かさがあるなと思い二人の関係に注視して書いてみました。冷たくも緩くあたたかい朝みたいに。